こんにちは。まるおです。今回は、文章術について学びたい人が1冊目に読むべき本として『文章術のベストセラー100冊のポイントを1冊にまとめてみた』を紹介します。
- 「副業の為に、ライティングスキルを磨きたい!」
- 「文章を書くコツを知りたい!」
- 「効率よく文章術を学びたいけど、何から始めたら良いかが分からない。。。」
この記事は、そんな方に向けて書いています!
<目次>
◆概要◆
この本は、文章術に関する名著100冊のポイントを、ランキング形式でまとめた1冊です。
共通するノウハウを、登場する冊数が多い順に紹介しています。すなわち、プロに共通する普遍的なノウハウを教えてくれるのです。具体的には、
- 余計な言葉はとにかく削って、簡潔な文章にする。
- 1文の長さは60文字以内にしよう。80文字を超えると長すぎる。
- ひらがなと漢字の量を調整して、読みやすい見た目にしよう。
- わかりやすい言葉で書く。「わかりやすく書く」とは、「中学生でもわかるように書く」という意味。
- 「、」の使い方には8つのルールがある。
などを含めた、40個のノウハウが紹介されています。
◆ なぜ、1冊目に読むべきなのか◆
著者は冒頭で「どんな文章を書きたいかで読むべき本は変わってくる。」と述べています。小説が書きたければ小説を、新聞が書きたければ新聞を読むべきなのです。
ただし、それは文章の基本があってこそです。基本ができていない場合は、まずは基本から学ぶ必要があります。筆者の言葉を借りると「専門のジャンルに分かれる前の土台として、この本で紹介するポイントを身に着けてほしい」となります。
これが、「1冊目に読むべき本」として『文章術のベストセラー100冊のポイントを1冊にまとめてみた』を紹介する理由です。
◆5つの理由◆
『文章術のベストセラー100冊のポイントを1冊にまとめてみた』 を1冊目に読むべき5つの理由について、解説します。
理由① 効率よく、文章を書くコツを学べる
まず、ノウハウを学ぶ順番です。ノウハウは、ランキング1位→40位の順で、文章術のポイントが並んでいます。その為、重要なものから先に学ぶことができます。
「文章はシンプルにする」「文章は必ず推敲する」「比喩・例え話を積極的に使う」など、重要度の高いものから順番に学んでいくことができるのです。
また、「中学生が理解できるように説明する!」をコンセプトに、非常に分かりやすい解説がついています。例えば、「文章はシンプルにする」時にどうしたら良いか、以下のようにまとめられています。
- 余計な言葉はとにかく削る
- 1文の長さを60文字以内にする
- 一文に対して、メッセージは一つにする
次でも紹介しますが、この「何をすべきか」が分かりやすいのも、文章を学び始めたばかりの人にとって親切だと思いました!
理由② 具体的に「何をすべきか」がわかる
2つ目の「1冊目に読むべき理由」は、具体的に何をすべきかが書かれていることです。
初めて何かを学ぶ時に、「本を読んだは良いけど、結局、何をしたらよいのだろうか。。?」と悩んだ経験はありますか?まるおはあります。
よく「読んだだけでは意味ない。行動しなさい」と言われますが、読書を行動に繋げるのは非常に難しいです。
しかし、本書はすぐに実践できるアドバイスが多く、具体的な行動へと繋げることができます。特に、
- 1文の長さは60文字以内
- 行間は、文字サイズの0.5~1文字分を空ける
- ひらがなと漢字の割合は、「ひらがな8割、漢字2割」
- 推敲する時は音読をする
- 現在系(~する)と過去形(~した)を混ぜて、テンポの良い文章にする
を意識して、ブログも書くようになりました。(できてない部分もあるかもですが。。汗)
理由③ 復習がしやすい
初心者は、知識が身についていないので「一文って何文字にすべきなんだっけ?」と、知識を忘れてしまいます。
そんな時、 『文章術のベストセラー100冊のポイントを1冊にまとめてみた』は、手軽に復習ができます。40個のポイントが綺麗に分類されていて検索しやすいからです。また、
- すべての人に身に着けて欲しい7つの基本ルール
- ワンランク上の文章を書くための13のポイント
- 気をつけるとさらに文章が良くなる20の秘訣
など、目的に応じて確認することもできます。その為、「”は”と”が”の使い分け」のような文法を調べることも、「もう一歩、文章が上達したい!」という時に「何をすべきか」を知ることもできます。
要するに、まず読むべき「最初の1冊」でありながら、「何度も読み返すべき1冊」でもあるのです。
理由④ 文章テクニックを使う理由が分かる
よく「推敲(すいこう:文章を書きなおし、より良いものにすること)する時は、書いた文章を音読しろ」と言われます。みなさんは、なぜ音読をするかご存知でしょうか?
音読をする理由は「読み飛ばす事ができないから」です。人間は読みづらい部分は読み飛ばしてしまいます。その為、良くない文章を見過ごしがちです。一方、音読は飛ばすことができないので、読みづらさに気付くことができます。
このように「なぜ、そのテクニックを使うと効果があるのか」も教えてくれるので、納得感をもってノウハウを身に着けることができます。
理由⑤ 次に読むべき本と出会える
理由の5つ目は、著者のおすすめ本を知ることで、次に読むべき本がわかり、今後の学びに活かせることです。
巻末には、ランキングを作成する際に読まれた100冊の名著が紹介されています。さらに、各章ではベストセラーの抜粋が紹介されています。その為、ノウハウを学びながら「今度はこれを読んでみたい!」と思える本と出会うことができるのです。
また、筆者は「どのジャンルの文章を書きたいかによって、読むべき本も変わる」という考えのもと、
- コピーライター(広告の文字を考える)
- ジャーナリスト(新聞/雑誌などのメディアに記事を提供する)
- 作家(詩や小説を書く)
- 評論家(物事の良しあし、優劣、価値について論する)
の4つのジャンルにて、おすすめの書籍を紹介しています。
まるおは、 『文章術のベストセラー100冊のポイントを1冊にまとめてみた』 で紹介されていた、『最後の一文』(著:半沢幹一)と『書く力』(著:池上 彰/竹内政明)を読みました。
◆まとめ◆
以上が、『文章術のベストセラー100冊のポイントを1冊にまとめてみた』を読むべき5つの理由です。メリットをまとめると、
となります。ちなみに、目次からすぐに読みたいページへと飛べて検索がしやすいので、まるおは電子書籍版を購入しています。
◆著者の紹介◆
最後に、著者のお二人をご紹介します。
藤吉豊さん
ビジネス書籍を中心に、200冊以上の書籍のライティングに関わられている方です。大学生や社会人向けの執筆指導もされています。
小川真理子さん
編集プロダクションや広告代理店にてライティングを経験された方です。ビジネス書や実用書の出版や、ライティング講座などに注力されています。