「未経験者歓迎」「在宅ワーク」という言葉に誘われて、27歳:会社員の私が始めた副業は、データ入力でした。
今回は、副業初心者向けに「データ入力」の、メリット/デメリットを解説します!
- スキルに自信がないので、簡単な副業から始めてみたい!
- 在宅でできる副業を探している
- 自分は、一人で黙々と作業をしたいタイプだ
という方は、ぜひ読み進めてください!
<目次>
①データ入力ってどんなお仕事?
データ入力は、「未経験者でもできる簡単な仕事」というイメージが定着しており、「副業の第一歩」として人気があります。特に、「在宅の空き時間を活用して収入を増やしたい」と考えている人に向いています。育児・介護で忙しい方や、テレワークを始めた方が、「空き時間で気軽に始められる」という理由で、データ入力を始めています。
データ入力の仕事は、内部の顧客データやインターネットなどで調べた外部情報を、「形式を整えて」入力するお仕事です。次のように、様々な種類があります。
【データ入力の例】
- 売り上げや顧客データを、Googleスプレッドシートなどに転記する
- セミナーやラジオの音源を聞き、文字おこしする
- 写真に写っている内容を、文章として入力する
- 指定されたURLのサイトから、特定の情報を収集し、Excelなどに転記する
- マニュアルの内容に従って、文章を校正する
クラウドソーシングでも、データ入力の案件は充実しています。紙や画像データ(レシートなど)に書かれている内容の入力作業や、マニュアルの作成など、様々な案件があります。求められるスキルの幅が広く、案件も豊富なので、未経験者から事務系職種の経験者までが働けるジャンルです。
②データ入力って稼げるの?
データ入力をすると、どのくらい収入が得られるのでしょうか?
データ入力の仕事の平均的な時給について調査をしているサイトを見つけたので、紹介します!
データ入力の仕事の平均時給は派遣社員で約1,279円。アルバイト・パートでは980円程度の相場になっているようです。
また、正社員の平均年収は約314万円で月給換算すると26万円、初任給は20万円程度が相場のようです。
引用元:データ入力の仕事の年収・時給・給料情報(求人ボックス) (2021年4月19日)
厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査による職種別平均賃金(時給換算)」に掲載されている、職種ごとの平均時給と比較すると、「データ入力」の時給は安い傾向があります。
未経験者や副業初心者向けの案件は、大勢の人が働ける為、給与は安くなります。一方で、「医療系の専門用語がわかる方」「営業事務経験が3年以上ある方」などスキルが必要な場合は、働ける人が限られる為、給与が高くなる傾向があります。未経験者向けの案件の占める割合が多い為、在宅ワークの平均時給も低くなっているのだと思います。
ちなみに、「入力1件あたり◯◯円」のような「出来高制」の案件もあります。出来高制の場合、仕事の速さに応じて、収入を伸ばすことが可能です。タイピングが早いほど時給が上がるのです。私が選んだ案件も、「1件70円」の案件です。1時間で30件ほど入力できたので、時給2,100円でした。
※出来高制の案件は、「1,000件お願いします」など、元々件数の上限が決まっている場合が多いです。
③データ入力のメリットは?
データ入力の大きな魅力は、「在宅の空き時間で、手軽に収入を得られる」点にあります。これは、「日本語が読めて、その内容をPCで入力できるスキル」があれば、できる仕事が多いことが理由です。また、「1日1時間からOK」や「1件入力したら◯◯円」など、短時間でできる案件が多いのも、魅力的です。
データ入力には、次のようなメリットがあります。
以上のメリットから、「在宅のすきま時間で稼ぎたい」「一人で黙々と仕事をしたい」「単純作業が好き」「とりあえず副業を始めてみたい」という方には、おすすめです。
次に、デメリットについて見ていきましょう。
④データ入力のデメリットは?
在宅ワークの大きなデメリットは、「スキルが身につかないこと」にあります。手軽に始められるということは、それだけ簡単な仕事であることの裏返しです。「仕事を通じてスキルを身に着けたい!」「副業でセカンドキャリアを築きたい」という方には向きません。
データ入力には、次のようなデメリットがあります。
データ入力は、非常に在宅副業に向いています。ただし、「在宅副業を始める理由」によっては、データ入力ではない副業をした方が良い場合もあります。
「在宅の暇な時間で、お小遣いを稼ぎたい」という方には、データ入力は向いています。一方で、「在宅の空き時間を活用して、スキルアップやキャリアアップをしたい。将来の収入を増加させたい」という方には、データ入力は向きません。あくまで、「副業の第一歩」として「実績作り」の為に始めることを推奨します。
他にどんな在宅でできる副業があるかを知りたいなら、こちらの記事がおススメです。
⑤実際にデータ入力をして、どのくらい稼げたか
<こちら、現在(5月8日)就業中です。プロジェクトが終わった際に、何時間で何円稼ぐことができたかを加筆します>
⑥データ入力の仕事は無くなる?
「AIが発達したらデータ入力の仕事はなくなる」と言われることが多いですが、実際はどうでしょうか?クラウドワークス
答えは誰にも分かりませんが、私は数十年の間は、データ入力の仕事は無くならないと思います。昨今、OCR(Optical Character Recognition/Reader/光学的文字認識)の技術が発達したことで、機械が写真や紙に書かれている文字を読み、デジタルの文字コードへ変換することが可能になりました。
このOCR技術にAIを組み合わせた「AI-OCR」が私の会社でも導入されました。導入したことで、今まで十数人でしていたデータ入力の仕事がなくなり、スキャナー1台とスキャナーに読み込ませる一人だけで、業務ができるようになりました。
ここまで聞くと、「データ入力の仕事ってなくなるのでは?」と思う方が多いと思います。しかし、そんなことはないと思います。なぜなら、「機械でデータ入力をするよりも人に頼んだ方が安いから」です。たいていの場合、AI-OCRを導入するよりも、数か月間人を雇った方が費用対効果が高いです。その為、「技術はあるけど、使わない」という状態が続くと思います。
「3か月間食材を保存する時に、80万円の大容量・高性能の冷蔵庫を買いますか?2万円の中古・小型の冷蔵庫で十分ではありませんか?」という問いと同じです。
【まとめ】
まとめです。
働き方改革やコロナによるテレワーク推進で生まれた「在宅のすきま時間」を活かしたい方は、第一歩目として「在宅ワーク」を選んでみてはいかがでしょうか。